2025年04月21日:浜ブラ [^.^]/楽器博物館/瀬下洋子展
2025年04月22日:Fantom-S オーバーホール
2025年04月23日:ユーザーサポート [;^J^]
2025年04月24日:グリーンベル女声合唱団 演奏会
2025年04月25日:散髪など
2025年04月26日:「怪奇小説日和」
2025年04月27日:腹いっぱい [;^J^]
7:50にホテルをチェックアウト。浜松駅北口バスロータリーから8:02のバスで、8:23、おかめ坂バス停。徒歩10分で、1年半前まで(40年近くも)住んでいたアパートに着いた。
もう住んでないので、住所バレしても構わない [;^J^]。2階建てのアパートで、各階2部屋。私が住んでいたのは、1階の道路側である。
特段、用はない。単に懐旧の情をあたために来ただけのことであるが、まだ1年半しか経っていないので、微妙 [;^J^]。たいして懐かしくもなかったのであるが、まぁいい [;^.^]。退去に際して、案の定、(テプラ製の [^.^])表札を外し忘れていた [;^.^]。つまり、ここはまだ空き家なのであるが、既に私の家ではないので表札を勝手に外すわけにも行かず、そのままとしておいた。[;^J^]
バスを使わず、徒歩で浜松駅方面へ戻る。駅からすぐの浜松市楽器博物館に着いたのは、開館時刻を数分回った、9:33。ここに来るのは数年振りである。
展示室は、1FとB1Fの2フロア。まずは、1Fのアジアエリア。
左から、和楽器。雅楽系の和楽器。B1Fに降りて、ハーディ・ガーディ。御多分に洩れず [^.^]、私はこの楽器が好きでねぇ。[^J^]
左端は、鍵盤付きグラスフォーン。次の写真は、管楽器エリア。一番手前は、ご存知、セルパン。その次の写真(管楽器エリアの一部)には、ダブル・ベル・ユーフォニウムやヴァルヴ・トロンボーンなど、珍しい楽器が写っているが、なんといっても面白いのが、右下の、7つのベルを備えたヴァルヴ・コルネット [^.^]。私はこれ、絶対に、「ヒュドラ」を意識した造形だと思うんですけどね。(右端写真参照。ちなみにこれは、帰宅してから「Fantastic Dozen 12 怪物誌」(荒俣宏、リブロポート)から撮影したものであり、楽器博物館には展示されていない。[^.^])
鍵盤楽器エリアとか、弦楽器エリアとか、木管楽器エリアとか、企画展(「海をわたった楽器たち」)とかの紹介は(きりがないので)全部すっ飛ばして..[;^.^]
..電子楽器エリア [^.^]。昔から電子楽器は展示されていたのだが、数年間目を離していたあいだの充実ぶりには、瞠目せざるを得ない。ご存知かと思うが、浜松は、ヤマハとカワイとローランドの本社がある、いわば日本(というか世界)の電子楽器の総本山である。そこの楽器博物館の電子楽器の展示が充実しているというのは、筋が通っている。
左から2枚目は、ご存知、テルミンと、オンド・マルトノ。3枚目の「オプティガン」を知っている人は珍しいかな。テルミン等よりはぐっと新しい、メロトロンよりも少し新しいぐらいの世代の楽器であるが、いわばサンプラーの祖であるところのメロトロンが、記憶媒体として磁気テープを使っているのに対し、光で読みとる(ソノシートのような)「プログラム・ディスク」に記憶しているのである。これを入れ換えることによって、音楽ジャンルを変えるのだ。多分30年以上昔のことだと思うのだが、ローランドに勤めていた頃、開発部に持ち込まれた実物を触った記憶がある。まことに夢が溢れている、素敵な楽器であった。
右端写真は、もう定番といいますか [;^J^]、アナログシンセの雄である、アープ2600、ムーグ・システム35、ローランド・システム700。DX−7等も写ってます。
アナログ時代のコルグの名機たち。左から、ミニコルグ700S、800DV、コルグΣ、トライデント。私がこのあたりの楽器に愛着を感じているのは、学生時代に(確か、新宿にあった)コルグのショールームで触り倒したからである。
当時は(のちに入社することになる)ローランドのシンセは、秋葉原のローランドのスタジオ(ショールーム)でいじり倒していたのだが、当時から、ローランドの電子楽器(の仕様)は真面目で正統的、コルグはヤンチャ [;^.^]、という印象を持っていた。
この3枚は、ローランド。左端のSH−5のキャプションでは、「外装は運搬に適したケースだが、重量は22Kg」、と、さりげに突っ込まれてます [^.^]。中写真は名機・ジュピター4。右端はぐっと新しくなって、電子チェンバロ・C−80。これは弾くことができる。(C−30などと弾き比べもできる。)
10:45に発ち、昨日に続いて、今日も湯風景しおりへ。バスで11:20に着いた。今日は快晴であり、14:00過ぎまで、心ゆくまで日光浴。まったくもって久しぶりであり、快感、快感。[^.^]
次の目的地へ徒歩で向かう途上、楽器リペアドットコムから電話。シンセ(Fantom−S)のオーバーホールが完了したとのこと。早ければ、明日にでも届けていただける。2万2千円である。
30分ほど歩いて、14:40、珈琲・紅茶専門店 Scene(シーン)。開催中の瀬下洋子展を観にきたのである。瀬下さんも来られていて、お話できた。これまで何回か展覧会を観ているが、今回の出展作品には、なんだか可愛い画風のものが多いような気がする。
カフェなので、カウンターでコーヒーもいただく。ウイスキー入りのアイリッシュコーヒー。美味い [^J^]。これまではここには車で来ていたので、アイリッシュコーヒーを飲めなかったのだ。[;^J^]
おや、懐かしい。かなり以前にローランドを退職されたN君がいる。現在、何をしているかなどの情報交換。いろいろ面白い仕事をされている。私も親しくしていたローランドのほかのOB(役員含む)とも、仕事上のつながりがあるとのこと。
15:50に発つ。徒歩で、遠鉄上島駅へ。遠州鉄道に乗るのはもしかすると初めてだったかもしれない [;^J^]。16:10の便で、10分後に新浜松駅。JR浜松駅のすぐ隣りである。
16:38に浜松駅を在来線で発ち、横浜経由で、21:05、鶴ヶ峰着。駅前の日高屋で中華そばを食べて、21:42のバスで、21:50、帰宅。
風呂に入ると、胸と腹がヒリヒリする [;^.^]。日光浴をしたからだ、そりゃそーだ [;^.^]。久しぶりなので、忘れてた。[;^J^]
ローマ教皇フランシスコ、崩御。R.I.P..
快晴。セブンイレブンで固定資産税を納付する。例年、1年分(4期分)をまとめて払っているのだが、今回は諸事情ありまして、とりあえず1期(3ヶ月)分だけ。[;_ _][;^.^]
白根診療所で、月いちの健診。
11:45、楽器リペアドットコムのK氏が、オーバーホールあがりのFantom−Sを持参して来訪。代わりに、SA−09を(いくつか音量が小さい鍵盤があるので)症状を確認のうえ、持っていっていただいた。1〜2ヶ月かかるかな。こちらについては全然急がない。
スーパービバホーム長津田へ。セダムを数鉢購入。来週必要になる蝶ネクタイを探すが、ない。ららぽーと横浜へ。併設されているヨーカドーに蝶ネクタイがあったので、購入。3Fの紀伊國屋に寄って、16:30過ぎに帰宅。
Nさんから預かっていた「音楽のつどい」の会議資料を確認・添削して、返送した。
朝から雨。
昨日修正して返送した会議資料について、Nさんとラインやメールしていても、どうも話が噛み合わない [?_ _]。私の修正を「反映して」再度送られてきた資料に、その修正が反映されていなかったり..
どうにも埒が明かんので [;^J^]、Nさん宅へ。PCを触らせていただいて..なるほど [;^J^]。最新版管理がまったくできていない [;^J^]。というかそれ以前の問題で、どのファイルがカレントバージョンだか、把握できていない。
これは、ウィンドウズも、悪いのだ。ダウンロードフォルダと、ドキュメントフォルダと、デスクトップと、さらについでにUSBスティック(のルートフォルダ)と、ざっくり4個所にファイルが散らかっているのだが、メール添付のファイルをダウンロードすればダウンロードフォルダに入るし、ドキュメントフォルダがデフォになってるアプリもあるし..同じフォルダに同じ名前のファイルを何度も作ると、ファイル名に「(1)」「(2)」..と付せられていくし..Nさん自身、どれが最新のファイルか把握できなくなって、デスクトップに集めていたのだが、それが、物理的なコピーだったり、ショートカットだったり..[;_ _]
..と書くと、Nさんのスキルがリテラシーが..という話になりそうだが、それは本意ではない。私よりも20近く年上の80代半ばで、ワードやエクセルを使って文書を書いて、区役所とやりとり出来ているのである。PCのスキルはこの年齢では平均以上だと思う。それでも、デスクトップフォルダとドキュメントフォルダの違いや使い分けが曖昧なのである。これはやはりウィンドウズの基本的な設計思想の問題だと思う。これが会社ならば(サラリーマンならば)部署内のIT担当、あるいは情報システム部から指導・教育されるだろうが、家庭内で使っているだけの個人ユーザーには、このレベルの人が、非常に多数、いるのではないだろうか..
とにもかくにも、どれが最新版なのかを確認しつつ、改めて物理的に一個所に集め、ここだけをメンテするよう、指導した。(本当は、これ以外のバージョンを全て消去するべきなのだが、このステップで重要な情報を削除してしまう可能性が極めて高いので、今日のところは見送った。[;^J^])
雨上がりの曇天。7:57のバスで発ち、みなとみらい小ホールへ向かう。グリーンベル女声合唱団の演奏会のサポートである。バスで、同じくサポート役のOさんと一緒になった。
8:55、みなとみらいホールの楽屋口に着いた。サポート担当全員、ここで待ち合わせ。9:10、スタッフ控室へ。(やや迷路。[;^.^])9:40、平台設置などの作業開始。
準備中の写真。なかなか良いホールである。パシフィコ横浜を見下ろすロビー/ホワイエは、眺めが良い。
通路脇の座席に取っ手が付いているのは、なかなか良い。
グリーンベル女声合唱団の、創立48周年の演奏会である。19名+ピアノ伴奏。会場13:30、開演14:00。高田三郎の「心の四季」、北原昨秋作詞、信長貴富編曲の「女声合唱とピアノのための「赤い鳥小鳥」」、ヒットメドレーなど。なかなか心地よく聴けた。
終演後、平台の片付けなどの作業をすませてクロージング。16:25に退出し、鶴ヶ峰へ。駅前のサイゼで夕食。19:15、帰宅。
明るい曇天。ららぽーと横浜へ。3Fの紀伊國屋で雑誌を購入して、すぐに退出。引き続き、久しぶりにザ・ガーデンへ。セダムも含めた多肉植物は(多肉植物以外も)スーパービバホームよりも遥かに品揃えが多いのだが、ことセダムに限っては、ぷにぷに系 [;^.^] が多く、水平方向に伸び拡がるグランドカバー系は比較的少ない。これまで買っていなかった品種を、2鉢購入しておく。
中原街道のなか卯で親子丼を食べ、昼過ぎに帰宅。
近所のI美容院で、散髪する。ここは、平日の12時から14時まではタイムサービスで、カットが690円なのである。
先日、「怪奇小説日和 : 黄金時代傑作選」(西崎憲編訳、ちくま文庫)を書店で見つけて買っておいたのだが、あとがきを読んだら、既読の「怪奇小説の世紀」(国書刊行会、全3巻)からのセレクション+αなのであった [;^.^]凸。ま、プラスアルファはあるわけだし、「怪奇小説の世紀」を読んだのは20年近く前だし、記憶に残っていない作品も多かろう [;_ _]、というわけで、おとなしく再読した。[;^J^]
「墓を愛した少年」(フィッツ=ジェイムズ・オブライエン)−ひそやかな詩情。「岩のひきだし」(ヨナス・リー)−クリスマス・イブごとに繰り返されるというか到来する呪い。「フローレンス・フラナリー」(マージョリー・ボウエン)−罪を犯した女の生まれ変わりが、300年の時を経て、呪い殺される。ムード良し。「陽気なる魂」(エリザベス・ボウエン)−戦時下のスパイ活動?に巻き込まれた?という合理的な解釈ではいまいち説明のつかない、静かで不穏な状況が提示されている。「マーマレードの酒」(ジョーン・エイケン)−神経衰弱で隠棲している外科医に、酔って、予知能力者だとホラを吹いたら、真にうけられ、資産を増やすために両脚を切られて監禁されてしまう。
「茶色い手」(アーサー・コナン・ドイル)−死んだ男が、自分の体の一部を取り戻しに来るという、素朴な話。この幽霊、騙されかたがチョロすぎる [;^J^]。また、この話のあと、遺産をめぐってきっと骨肉の怨恨劇が [;^.^]。「七短剣の聖女」(ヴァーノン・リー)−つい最近、別のアンソロジーで再読済みなので、スキップした。「がらんどうの男」(トマス・バーグ)−殺した男の死体がやってきて、ただそこにいるだけ、という復讐というか嫌がらせ。ムードも展開もいい。ラストは普通だったかな。「妖精にさらわれた子供」(J・S・レ・ファニュ)−普通に普遍的に怖いし、可哀想である。「ボルドー行の乗合馬車」(ハリファックス卿)−ナンセンス譚かな。「遭難」(アン・ブリッジ)−山岳(高山)を舞台とするミステリーやホラーの醸し出す恐怖は、独特である。20年前同様、「寒の夜晴れ」(寒の夜晴れ)「霧しぶく山」(蒼井雄)等を想起した。
「花嫁」(M・P・シール)−この男の優柔不断さが話にならんほど酷いので、ラストにもう一捻り欲しかったとかは問題にならない [;^.^]。「喉切り農場」(J・D・ベリズフォード)−やはり傑作! 高橋葉介の「案山子亭」の雰囲気が、これとよく似ている。「真ん中のひきだし」(H・R・ウェイクフィールド)−確かに舞台劇っぽい。主人公の犯行を咎める超自然現象(頻発する小地震)は、「霧越邸殺人事件」(綾辻行人)を想起させる。「列車」(ロバート・エイクマン)−「脱出できなくなる不条理劇」パターン。「旅行時計」(W・F・ハーヴィー)−さほど記憶に残らない..というのが今回の素直な読後感であるが、読書記録DBを繙いてみたら、20年前の方がしっかりと読み込んでいた [;_ _][;^J^]。「ターンヘルム」(ヒュー・ウォルポール)−ロバート伯父の変身譚だということは早くにわかるが、ムードがいい。「失われた船」(W・W・ジェイコブズ)−かつて消息不明になった船からの唯一の生還者は、真相を話す前に死んでしまった。余韻嫋々たる佳作。
西崎憲が、いい文章を書いている。「「価値」という点では怪奇小説は誇っていいだろう。怪奇小説以外で一世紀前のもので読まれる作品がどれだけあるだろうか。そして人に聞かせられるほどプロットを鮮明に記憶に残すような小説があるだろうか。「猿の手」のプロットを、「開いた窓」のプロットを、「炎天」のそれを嬉々として友人や恋人に話す者たちは、あと一世紀経ってもいなくなることはないだろう。怪奇小説あるいはゴースト・ストーリーは、時折ゆえなく貶められることもあるが、記憶の女神からはつねに愛されているように思われる」(515頁)。
快晴。今日もスーパービバホーム長津田に、セダムを買い足しに行く。
昼食は久しぶりに、白根通りの向陽飯店で、鶏の唐揚げ定食..忘れてた [;^J^]。この店は、やたらとコスパがいいのだ。量が多い [;^.^]。なんとか食いきれたが、晩飯はいらないかも。[;^.^]
「音楽のつどい」の広報用の原稿を書いて、提出した。
Last Updated: May 1 2025
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